今日のYahoo!ニュースで、「損保各社 車保険料引き下げへ」という見出しがありました。

引き下げの理由は、「自動ブレーキなど安全性能の向上で事故が減り、自動車保険事業の収支が改善してきたこと」とありました。

さて、自動ブレーキで思いつく事故形態と言えば「追突」事故です。

公益財団法人 交通事故総合分析センターがまとめた統計(平成26年)では、車両同士の事故の約42%は追突事故とのことです。

この割合からすれば、自動運転まで及ばずとも、自動ブレーキシステムが確立されて殆どの車両に搭載されることになれば、それだけでもかなりの事故が減少すると推測されます。

ただ、私が車を運転していると、毎日と言っていいほど追突事故を見かけますから、まだまだ自動ブレーキシステムは普及しているとまでは言えないと思います。

追突事故は、基本的に追突した側に一方的な責任が認められるのが通常ですが、そうでない場合もあります。

その代表的なケースが先行車(被追突側)に法24条違反(理由のない急ブレーキ)がある場合です。

ただ、先行車側がこれを否定することも多く(理由の有無だけでなく、急制動自体を否定することもある)、後続側がこれを立証するのは難しいところです。逆もありきで通常のブレーキングであったにもかかわらず、急ブレーキだと主張される場合があります。

しかし、いずれの場合もドライブレコーダーの映像があれば立証できる可能性があります。東海ドキュメンテーションでは、そのようなケースにおける動画解析も承っておりますので、是非一度ご相談ください。