「データ復元」と「データ復旧」の違い
データ復元とは
「データ復元」は、削除や初期化などで失われたファイルを、できるだけ元の状態に近づけて戻すことが目的です。
例えば、うっかり消してしまったドキュメントを、削除前と同じ場所・同じ状態で復活させるイメージです。英語では「Data Restoration(データリストレーション)」と呼ばれています。
データ復旧とは
「データ復旧」は、壊れてしまった機器やトラブルの起きた記憶装置から、必要なデータを取り出して再び使える状態にすることを指します。
水濡れで起動しなくなったパソコンや認識されなくなったUSBメモリから、写真を救出して別のデバイスに保存するようなケースです。たとえ元通りの場所でなくても、使える(閲覧・編集できる)ので良い、という考え方です。
英語では「Data Recovery(データリカバリー)」と呼ばれています。
東海DCでは「データ復元」・「データ復旧」のどちらのサービスも提供しています。
データ復元
データ復元では主に、ドライプレコーダーの映像が録画されているmicroSDカードのデータ復元になります。
ドライブレコーダーの映像解析のご依頼を多くいただく中で、「事故発生時の映像がなくなってしまった、なんとか復元できないか」というご相談をいただくようになりました。これまでそういったご相談に対しては、個別の対応させていただいておりましたが、「データ復元」のノウハウの確立、エンジニアの加入によって、このたび正式にサービスとしてご案内できるようになりました。
もちろんmicroSDカードのみに限らず、HDD・USBメモリ・SSDなどの聞きも対象です。復元専用ソフトを使用して、破損してしまったデータを含め、隠れているデータを抽出し、可能な限り復元します。
もっとも、100%復元可能という訳ではありませんし、復元されたデータの中に対象データが含まれていないこともあります。こればかりは復元作業をしてみないとわかりませんし、その点は同様のサービスを提供している業者においても同じことが言えます。
東海DCのサービスが他社様と大きく違う点は、実際に事故が発生した映像の有無まで確認することにあります。
単に“復元できたデータはこれだけです、あとはご自身で確認してください”というスタンスではなく、あくまで事故・事件に焦点を合わせた調査会社としてのスタンスで請け負います。
そのため東海DCでは復元作業に入る前に、まず、既に記録されている膨大な映像データについても改めて全て確認しております(ドライブレコーダーの日時設定がなされていないため、事故発生日時の記録を探すのが大変な場合など、事故時の映像が本当に消失しているのか確認する作業です)。
また、対象のデータが復元ができなかった場合においても、作業内容の詳細なレポートをご提出いたしますので、クライアントや保険会社、関係先への説明が容易です。
費用につきましては、媒体のデータ容量や、作業にかかる工数によって変わるため、都度、お見積もりをさせていただいております。