ドライブレコーダーがまだまだ活用されていない……
よくある、もったいない状況……
- ドラレコ映像があっても、様々な理由で、活用されないまま埋もれてしまっているケース
- 映像を見たままで判別できることしか活用されていないケース(有用な情報を見逃している)
- 実は映像の錯覚で勘違いしているケース
さらに…、次のような理由で、解析の依頼を断られたことはありませんか?
- モニター上で再生されている映像をカメラで撮影した映像
- 暗くて見えない/画質が粗くて判別しづらい/小さくて見えない映像
- 対象車両が明確に映り込んでいないため、動きを特定できない映像
東海DCはこれらの問題を高い画像解析技術でクリアしてきました。
東海DCならではの取り組み
東海DCでは、ドライブレコーダーの動画データをソフトウェアを用いて分析し、必要に応じて、車両損傷写真や車両外観図、正確な現場見取図を参考に、総合的な観点から特定を重ね、事実を浮き彫りにしていきます。
証拠資料として提出する場合には、「解析手順」や「解析結果に対する根拠」を画像や文章で示すと共に、映像内容を現場見取図に正確に反映した「事故状況図」を作成します。
❶ ドライブレコーダーの映像を判断材料として用いる場合には、映像のどこに注目して解析を進めるかが極めて重要であり、解析のためには正確な調査とデータの分析が必須です。動画データだけでなく、他の証拠や情報、例えば、「双方の損傷写真」、「正確縮尺な現場見取図」、「車両外観図」等と組み合わせ、総合的な判断を行うことが重要となります。
❷ 他の調査会社で解析できないと断られて、当社にご相談いただき解析できたケースも少なくありません。また、ドラレコ映像を見ていて何か違和感(何かしらの事故原因につながる重要な要素)を感じる場合や、何を目的に解析して良いのかわからない場合も含め、まずはお気軽にご相談ください。
❸ 当社が提出した解析資料に対して反論がきた場合、最後まで対応いたします。また、相手側から提出された解析資料についても、内容の正確性を検証することが可能です。
費用の目安
◎調査費用 33,000円~(税込)
◎解析費用 100,000円~(税込)
※これまでの実績に基づく価格帯は15~30万円になります
ドライブレコーダーの動画解析でできること
速度解析
速度変化の特定
どこで加速し始めたか、どこで減速を開始したか
理由のない急ブレーキ・因果関係についての検証
回避可能性の検証
黄信号進入のタイミング(青信号同視判定の可否)
交差点における飛び出し(一瞬しか映りこんでいない被写体)
走行位置の特定
- 対向車同士の事故、どちらが仮想センターオーバーしているか
- 交差点における並走右左折車の寄った寄らない
- 併走大型トラック右左折時のオーバーハングとの接触
車両動静の特定
- 進路変更車がハンドルを切った瞬間の特定と後続車の回避可能性
- 正確な事故状況図 の作成(時系列・位置関係)
- 映像内の信号色やウインカー点灯が不鮮明な場合の特定
歩行者・自転車の動静
- 飛び出し状況、回避可能性の検証
「加速度解析」について
速度とは単位時間あたりに進む距離です(単位時間が1秒間であれば秒速、1時間であれば時速)。A地点からB地点までの経路で測定した場合、A地点からB地点までの「平均速度」が求められることになります。
ここで気をつけておきたいことは、あくまでも「平均速度」であるということです。ある地点での瞬間の速度ではありません。当然、A地点とB地点の地点間距離をどんどん短くしていけば、限りなく瞬間の速度に近づいていきます(数学ではこれを微分といいます)。
しかしながら、実際の現場ではA地点とB地点の距離が短いほど、計測上の誤差を無視できなくなります。通常、余程の低速でない限り、走行中の車両が、5mから10mの範囲の中で何度も加速・減速を繰り返すことはできません。
つまり、A地点からB地点までが5mから10mの範囲であれば、速度が一定でなくても、一様に加速もしくは減速をしていたと考えられます(いわゆる等加速度運動です)。
この場合、A地点からB地点までの中間地点(仮にP地点とします)では、瞬間速度は、平均速度と等しくなると云えます。
これを利用すれば、A地点~B地点~C地点~D地点と連続する地点間の平均速度を求め、それぞれの中間地点をP₁、P₂、P₃とおけば、それぞれ求めた平均速度は、P₁、P₂、P₃地点での瞬間速度と見なせます。
ところで、加速度とは、単位時間あたりの速度差です。P₁、P₂、P₃の各点を結んだ折れ線グラフを作成した場合、この折れ線の傾きが加速度の値となります。
求められた加速度の値を重力定数g(9.8m/s²)で除算すれば、加速度係数も算出できます。例えば求められた加速度が7.8m/s²であれば、9.8で除算して0.796となりますから、0.796gと表せます。
急減速は、一般的に0.7~0.8gと言われますから、この場合、ほぼフルブレーキで急減速していたと判定することができます。
ドライブレコーダーが最も力を発揮するのは、交通事故が発生したときです。
弊社では、動画から抽出した連続静止画像を様々な手法で解析し、映像が示す事実を明らかにした上で、証拠資料として提出できる書面にまとめます。