交通事故に遭ったとき、数十秒間の映像を残してくれるドライブレコーダー。真実をそのまま記録してくれるため、警察や保険会社に提出することで過失割合が有利になる可能性が高いです。

しかし、いざ映像を確かめようとすると「事故の瞬間が撮れていない!」「再生できない!」といったトラブルが発生することもあります。

この記事では、ドラレコで事故映像が記録されていなかった原因や対処法について解説していきます。

ドラレコ「映像が残っていない」トラブル増加中

ドライブレコーダーは事故やトラブルの際に真相を解明するのに役立ちますが、実は「撮れていなかった」というトラブルもよく発生しているようです。

国民生活センターによると、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)には、2013年度以降、ドラレコに関する相談が444件寄せられています。その中で「映像が残っていなかった」など記録に関する相談は88件で、年々増加しているようです。

いざという時のために車に設置していたのに、事故対応に使えないなんて本当にガッカリしますよね。

参考:ドライブレコーダーの映像を定期的に確認しましょう-SDカードの異常により映像が記録されていないことも-(発表情報)_国民生活センター

事故映像が記録されていない原因と対策

ドラレコに「事故の映像が撮れていない」トラブルがなぜ発生するのか、主な原因をまとめました。どう対処すればよいのかもあわせて解説していますので、参考にしてください。

ドラレコやカードが故障した

大きな事故や強い衝撃でドラレコやカードが破損すると、パソコンに挿入しても「SDカードが認識されない」「読み書きができない」といった症状が出ることがあります。

例えば、相手の車と衝突した衝撃でドラレコの部品が割れてしまったり、バッテリーや電源コードが断線したりした場合、正常に録画できません。このような物理的な破損を「物理障害」と呼びます。

物理窓外の場合、自力で対処しようとすると、異常がなかったデータまで破損する恐れがあります。

状態にもよりますが、専門業者に依頼すればデータを復元できる可能性が高いです。ドラレコ映像解析などの専門業者にできるだけ早く問い合わせることをおすすめします。

データが破損した

「フォーマットを要求される」「フォルダが見つからない」「ファイルが開けない」といった症状が出た場合、データ破損が原因かもしれません。いわゆる論理障害です。

論理障害は、SDカードのデータやシステムファイルが破損することによって生じます。特に、ドラレコ本体から無理やりSDカードを引き抜いた後にデータにアクセスできなくなった場合、論理障害を疑うべきです。

論理障害ではSDカードに物理的な破損がないため、データ復旧ソフトなどを使用してデータや破損箇所を復旧できることがあります。しかし、操作を加えた分だけ内容が上書きされたり、新たな障害が発生する可能性も考えられます。

自己流の対応は避け、専門の業者に相談・依頼したほうがよいでしょう。

イベント録画が開始しなかった

ドラレコには「常時録画」と「イベント録画」という2つの機能があります。

常時録画は、エンジンをオンにした時点からオフにするまで映像を記録し、30秒や1分ごとに映像フォルダを作成する仕組みです。一方、イベント録画は、Gセンサーが衝突や急ブレーキなどの衝撃を感知したときに自動で開始する録画機能です。

注意したいのは、Gセンサーがすべての衝撃を感知するわけではなく、小さな衝撃では録画が開始されないことがあるという点です。例えば、駐車場でのゆっくりとした接触や信号待ちでの軽い追突などでは、Gセンサーが反応しない可能性が考えられます。

イベント録画が開始されなかった場合、そもそも映像が記録されていないため、データを取り出すことは望めません。

ただ、常時録画のデータファイルには事故時の映像が残っているかもしれません。できるだけ早くドラレコからSDカードを取り出し、パソコンなどで全部のファイルを確認してみましょう。

データが上書きされてしまった

ドラレコのSDカードは、容量が限られているため、一定の容量に達すると古いデータを上書きします。

「常時録画」と「イベント録画」は別々のファイルに保存されるため、基本的にはイベント録画(事故の映像)が消えにくいように設計されています。しかし、それでも上書きされてしまう可能性はあります。

録画データを上書きしてしまうと、復元ソフトなどを使ってもデータを戻すのは難しいのが現状です。

しかし、ドラレコ復元に特化した業者なら、専門的な知識を活用して、削除されたデータを抽出することができる場合もあります。一度、ドラレコ解析業者に相談してみてください。

まとめ

今回は、ドライブレコーダーに事故の映像が残っていない原因と対処法について紹介しました。物理障害や論理障害などいくつかの理由が考えられますが、ドラレコ解析業者に依頼することで復元できる可能性があります。

事故が発生した場合は、速やかにドラレコからSDカードを取り出し、専門業者に相談してください。

東海DCでは、ドラレコ映像解析サービスを提供しています。事故の瞬間が確認できない場合でも、映像を解析して事故の真相を明らかにすることが可能です。

事故解決のための証拠として、または自分の過失割合を明らかにするために、ぜひ当サービスを活用してください。