ドラレコから突然変な音が鳴り始めると、何をすればいいのか分からず不安になりますよね。この音を放置していると、気が散るだけでなく、何か重要な警告を見逃してしまうかもしれません。

そこで今回は、ドラレコの警告音が鳴る原因と対処法について解説します。安心して運転を続けるために、ぜひ早めにチェックしてみてくださいね。

ドラレコから変な音が鳴る原因

ドライブレコーダーが突然「ピーピー」や「ピピピ」「ブー」と鳴り出すと、びっくりしますよね。原因は主に3つ考えられます。

  • SDカードが正しく挿入されていない
  • ドラレコ本体が故障した
  • 危険な運転を検知した

当てはまるものはないか見ていきましょう。

SDカードが正しく挿入されていない

ドライブレコーダーにSDカードまたはmicroSDカードが正しく挿入されていないと、録画ができません。データが保存されないことを知らせるために、ブザー音や音声ガイダンスが流れることがあります。

まずは、SDカードが正しく挿入されているか確認してみてください。もし、奥まで差し込まれていないだけであれば、挿し直すだけで音が鳴りやみます。

簡単なチェックですが、これで解決するケースも多いので、ぜひ試してみてください。

ドラレコ本体が故障した

ドライブレコーダー本体の内部エラーが原因で、異常な音が鳴っているかもしれません。特に夏場の車内環境は電子機器にとって過酷な条件です。

一般的なドラレコの作動温度はマイナス10℃から60℃の範囲と言われています。炎天下の車内温度は60℃を超えることもあり、猛暑が続く地域ではドラレコに負担がかかりやすいのです。

危険な運転を検知した

一部のドライブレコーダーは、運転中に危険な状況を検知すると警告音を発する機能が備わっています。

例えば、ユピテル製のドラレコには「安全運転サポート機能(アクティブセーフティ機能)」があります。前方の車両に接近しすぎた場合や車線を逸脱した場合、後方からの煽り運転を感知した場合などにブザー音が鳴ります。

このような警告音は運転者に注意を促すための重要なサイン。無視せずに状況を確認し、安全運転に努めましょう。

ドラレコの警告音を消す方法

「ピーピー」と鳴り続ける警告音、うるさいですよね。

まずは安全な場所に車を停めて、以下の方法をひとつずつ試してみましょう。すべての方法を試しても警告音が止まない場合は、販売店や整備工場に相談して点検を受けることをおすすめします。

再起動する

ドラレコの電源をオフにしてから、再びオンにしてみてください。再起動することで、一時的なエラーが解消されることがあります。

再起動の際には、SDカードを一度抜いてから再度挿入するのも有効です。

ただし、抜き挿しは必ずドラレコの電源がオフになっている状態で行いましょう。動作中に行うとカードが破損する恐れがあります。

特に事故の瞬間など重要な映像が記録されている場合には要注意です。保存されたデータが壊れてしまうかもしれないので、慎重に作業してくださいね。

配線や取り付けを見直す

事故の衝撃などでドラレコの配線や取り付けがズレてしまうこともあります。これが原因で録画が正常に行われず、警告音が鳴っているのかもしれません。

まずはドラレコの位置や配線をチェックし、しっかり固定し直してください。

作業に不安がある時は、無理せずに知識と経験が豊富なカー用品店や整備工場に相談しましょう。プロの手を借りれば正確な取り付けができますし、他の問題も見つけてもらえるかもしれません。

SDカードをフォーマットする

SDカードが原因で音が鳴っているケースも考えられます。特に、長期間フォーマット(初期化)していないと書き込みエラーが起きやすいです。

フォーマットすることで容量がリセットされ、問題なくデータが保存されるようになりますよ。

ただし、すべてのデータが消えてしまうので、事故映像など重要なデータを必ずバックアップしてから行ってください。

バックアップの手順に自信がない場合は、先にドラレコ映像解析サービスに相談するのも良いでしょう。専門家が映像から事故の状況を明確にし、示談交渉や裁判に提出できる資料にまとめてくれますよ。

ブザー音量を変更する

特に問題が見当たらない場合、ブザー音を消してしまうのも一つの手です。

ドラレコの液晶画面やビューアーソフト(PC)・スマホから音量設定を変更できます。

設定メニューには動作音や操作音と一緒に、ブザー(エラー)音量の項目があるはずです。「消音」に設定すると、ブザー音が鳴らなくなりますよ。

ただし、本当にトラブルが起こっていないか判断するのは難しいかと思うので、消音は一時的な対処としてください。早めに販売店や整備工場に相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、ドラレコの警告音が鳴る理由と対処法について説明しました。

普段聞いたことのない音が鳴り始めると、驚いてしまいますよね。主な原因としては、SDカードの挿入具合やドラレコ本体の異常、運転中の危険が考えられます。

再起動や配線の見直しで音が止まればよいのですが、鳴り続ける場合はプロに相談するのが一番です。

特に、SDカードのフォーマットを行う前には、ドラレコ映像解析サービスを検討してください。

東海DCでは、映像から相手の車の動きや信号の色などを調査し、あなたの主張を裏付けるサポートを行っています。事故映像を警察や保険会社に提出したい方は、ぜひ一度ご相談ください。