「事故後はすぐにSDカードを取ることが大事って聞いた」「記録されているはずの映像を再生したい」…なのに、SDカードが取り出せない時は本当に焦ってしまいますよね。

交通事故の直後はただでさえ混乱しているのに不安が増すばかりです。

そこでこの記事では、ドライブレコーダーのSDカードやmicroSDカードが取り出せないときの対処法を分かりやすく説明します。事故の映像を警察や保険会社に提出するために、ぜひ最後まで読んでみてください。

ドラレコSDカードの取り出し方

事故に遭ったときは、まずSDカードを取り出して事故映像が上書きされないようにしましょう。

SDカードやmicroSDカードは通常、ドラレコの側面や背面にあるSDカードスロットに挿入されています。具体的な場所はメーカーやモデルによって異なるので、取扱説明書をチェックしてください。

基本的な取り出し方は以下の通りです。

  1. 車のエンジンを切り、ドラレコの電源もオフにします。
  2. SDカードを指で押し込みます。「カチッ」と音がしたら放します。
  3. カードが少し飛び出るので、そのまままっすぐ引き抜いてください。

注意点として、SDカードを読み込み中に取り出すとデータが破損する恐れがあります。必ず電源がオフになっているのを確認してから作業を進めてくださいね。

SDカードが取り出せない理由

手順に沿ってもSDカードが取り出せない場合、主に3つの原因が考えられます。

  • 車内環境による変形
  • ほこり・ゴミがついている
  • SDカードが厚い

ひとつずつ見ていきましょう。

車内環境による変形

ドラレコ本体やSDカードを車に置きっぱなしという方も多いのではないでしょうか。

特に夏の暑い時期、車内は非常に高温になります。そのため、SDカードが熱で曲がってしまったり、傷や割れが生じたりすることがあります。

こうした変形が原因で、SDカードがスロットに引っかかって取り出せないのかもしれません。

ほこり・ゴミがついている

SDカードに細かいゴミが付着していませんか?SDカードにバリのようなものがついていたり、シールが剝がれかけたりして、スロットから取り出しにくくなるケースがあります。

そんな時は、柔らかい布でSDカードの表面を優しく拭いてみましょう。ホコリやバリが取れれば、スムーズに抜き差しできるようになるかもしれません。

シールが剥がれかけている場合は、完全に剥がしてしまうのもひとつの手です。

SDカードが厚い

純正品ではなく、安価なSDカードを使用していませんか?海外製など格安品の中には、塗装が微妙に厚いSDカードが存在します。

このようなSDカードはスロットにぴったりはまらず、「取り出しにくい」と感じるかもしれません。

その場合は、塗装部分を紙やすりで少し研磨してみましょう。ただし、やり過ぎないように注意してくださいね。

SDカードが出てこない場合の対処法

SDカードが詰まった場合、どうしたらいいのか困ってしまいますよね。諦めずに以下の方法をひとつずつ試してみてください。

指ではなくピンセットを使う

SDカードの飛び出している部分が少なく、指や爪で引っ張れない場合は、ピンセット(毛抜き)やラジオペンチを使ってみましょう。

ただし、力を入れすぎるとSDカードやデータが壊れてしまいますので、ゆっくりと優しく行うのがポイントです。

ブロアーでホコリを飛ばす

SDカードスロットの内部にホコリがたまっている場合は、エアブロアーなどを使って吹き飛ばしてみましょう。内部のホコリが取れれば、カードがスムーズに出てくるかもしれません。

また、SDカードスロット用の抜き差しするタイプのクリーナーも市販されています。一度取り外せたら、再度挿入する前に使ってみてください。定期的にメンテナンスをしておくと、カードの取り出しが楽になるはずです。

他のSDカードで試してみる

使っているSDカードの問題なのか、それともドラレコ本体の不具合なのかを判断したい時は、別のSDカードを挿入してみてください。

問題なく取り出せるならSDカードの交換だけで済みますが、もし同じ現象が出る場合は本体の修理が必要でしょう。

ドラレコを修理に出す

どうしてもSDカードが取り出せない場合は、販売店に持ち込んで修理を依頼しましょう。ネット通販で購入した場合でも、メーカーのホームページから修理の申し込みができるケースが多いです。

ただし、修理の際にSDカードが初期化される可能性があり、事故の映像が消去されてしまうかもしれません。

そのため、まずはドラレコ映像解析業者に相談して、データを取り出せるかどうか確認してから修理に出すと安心です。事故の瞬間の映像は大事な証拠となるので、慎重に対応してくださいね。

まとめ

事故に遭ったときは、最初にSDカードを取り出して事故映像が上書きされないようにすることが大切です。映像が再生できないと、警察や保険会社に提出する際に困ってしまいますからね。

もしSDカードをなんとか取り出した結果、映像に乱れがあったりする場合は、東海DCのドラレコ映像解析サービスを利用してみてください。弊社は、鮮明ではない映像からも事故の真相を明らかにしてきた実績があります。

ドラレコの映像を最大限に活用するために、ぜひ一度ご相談ください。

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