店舗の安全対策として欠かせない防犯カメラですが、「夜間になると映像が不鮮明で困る…」と感じたことはありませんか?薄暗い環境では映像がザラザラしたりチラついたりしてしまい、監視の役割が十分に果たせないこともあります。
そんな悩みを解消するために、多くの防犯カメラに搭載されているのが「デジタルノイズリダクション」機能です。この記事では、デジタルノイズリダクション機能の仕組みやメリットについて解説します。
デジタルノイズリダクション機能とは

「デジタルノイズリダクション」機能はノイズを軽減し、よりクリアな映像を再現する技術です。英語では「Digital Noise Reduction」と表記するため、「DNR」と略されることもあります。
まずはデジタルノイズリダクション機能の基本を分かりやすく説明しますね。
デジタルノイズリダクションの仕組み
通常、暗い場所で撮影すると映像にノイズが多く発生し、不鮮明になりがちです。顔の識別やナンバープレートの確認が難しくなるため、防犯カメラの効果が半減します。
デジタルノイズリダクションは、ノイズをデジタル信号処理で除去し、映像をよりクリアに保つ技術です。特に夜間でも鮮明な映像が得られるため、暗い時間帯や場所での監視に欠かせない機能といえます。
デジタルノイズリダクションの種類
デジタルノイズリダクションには「2DNR」と「3DNR」の2種類があります。
2DNRは、動画を静止画のように処理し、フレーム間の差異(差分)を認識してノイズを補正します。動きの多い被写体にも効果があるため、人や車の出入りが多い場所に適しています。
一方、3DNRは時間軸でのノイズ差分を検出する技術です。動きが少ない場所での監視に向いているため、夜間の駐車場などにおすすめです。
デジタルノイズリダクション機能のメリット

ここでは、デジタルノイズリダクション機能を搭載したカメラを選ぶべき理由を紹介します。
夜間撮影でも鮮明に映る
デジタルノイズリダクション機能付きの防犯カメラなら、周囲に照明が少ない場合でもノイズを除去し、クリアな映像を記録してくれます。不審な動きやトラブルの発見が容易になり、監視効果が大幅に向上するでしょう。
録画データのサイズを抑えられる
映像にノイズが多いとデータサイズが大きくなり、ストレージの消費が早まります。デジタルノイズリダクション機能がノイズを軽減することでデータが圧縮され、録画データのサイズを抑える効果も期待できます。
データ管理の手間やコストを抑えたい店舗経営者の方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
映像にノイズがある場合の対処法

最近の防犯カメラにはデジタルノイズリダクション機能が標準搭載されていますが、それでもノイズを完全に除去することは難しいのが現状です。
ここでは、映像にノイズが入ってしまった場合の対処法をいくつかご紹介します。
防犯カメラの位置を変える
カメラやレコーダーの近くに強い電磁波を発生させる機器を置いていませんか?工場などでは、電気系統の漏電によって建物自体が微弱な電気を帯びており、ノイズを引き起こすこともあります。
カメラの設置場所を少し変えるだけで大幅に改善することもあるため、まずはカメラの位置を確認してみましょう。
別の液晶モニターを使う
ノイズが特定のカメラだけでなく、複数のカメラ映像に出ている場合は、液晶モニターの故障が原因かもしれません。経年劣化や内部の不具合によって映像が乱れることがあるのです。
まず、別のモニターに接続して映像を確認してみて、ノイズが消えるかどうかを確認してください。
防犯カメラを交換する
- 夜間はクリアに映るが、日中は白飛びする
- 昼間は鮮明だが、夜間にピンボケする
- 映像が白く濁る
こういった現象が続く場合、カメラの故障や不具合が考えられます。
なお、カメラのレンズが汚れているだけで映像が乱れるケースもあるため、まずはレンズを拭いてみることをおすすめします。
画像解析サービスを利用する
事故や犯罪の重要な瞬間が記録されている映像にノイズが入ってしまった場合は、画像解析サービスを利用しましょう。画像解析サービスでは、専門の機材や技術を使ってノイズを可能な限り除去してくれます。
犯人の顔や車のナンバープレートが判別できれば、迅速にトラブル解決できるでしょう。
まとめ
今回は、防犯カメラの「デジタルノイズリダクション」機能について紹介しました。
夜間や暗い場所でもノイズを抑えてクリアな映像を記録できるため、店舗の監視体制を強化したい方にとって心強い機能です。
ただし、デジタルノイズリダクションも完璧ではなく、状況によっては多少のノイズが残ることもあります。
事件や事故の証拠として映像を利用したいときには、さらに高い精度でノイズを除去できる画像解析サービスをおすすめします。