ドライブレコーダーの日付が「1月1日」にリセットされてしまうと焦りますよね。電源を入れるたびに日付設定の画面が表示され、「またか…」「なんで直らないんだろう?」と頭を抱えてしまう方も多いのではないでしょうか。

特に、事故やトラブルの証拠として提出したい場合は、正確な日付や時刻が記録されている必要があります。

そこで今回は、ドラレコの日付がリセットされる原因と対処法をわかりやすく解説します。

ドラレコの日付がリセットされる原因

まずは、ドラレコの日付を設定しても、デフォルトに戻ってしまう原因を説明します。

内蔵バッテリーが充電されていない

ドラレコの内蔵時計は、小型の内蔵バッテリーから供給される待機電力で動いています。しかし、走行距離が短くエンジンをかける時間が少ないなどの場合、十分に充電されないことがあります。

その結果、ドラレコが電源を切った後に時計の動作が維持できず、日付がリセットされてしまうのです。特に、車を長期間使わなかった場合はこれが原因と考えてよいでしょう。

内蔵バッテリーが劣化した

ドラレコ内蔵バッテリーの寿命は、2年から4年ほどとされています。特に駐車監視機能が搭載された製品はバッテリーへの負担が大きく、さらに寿命が短くなります。

内蔵バッテリーが劣化している場合、電源を切るたびに日時設定がリセットされるだけでなく、最悪の場合、録画自体が行えなくなることもあります。

時刻設定を間違えた

日付は正しいのに時間がずれている場合、原因は「標準時刻設定」のミスかもしれません。

例えば日本標準時(JST)ではなく、中国標準時(CST)に設定されている場合、1時間の時差が生じます。

ソフトウェアバージョンが古い

バッテリーが正常に動作していても、ドラレコ自体のソフトウェアやファームウェアが古い場合、設定が正しく保存されないトラブルがよく起こります。

日時以外にも「画面操作できない」「撮影できない」などの不具合が起こっているなら、更新を検討したほうがよいでしょう。

日付がリセットされた場合の対処方法

ドラレコを起動するたびに日時を設定し直すのは、本当に手間がかかりますよね。

そのまま放置しても録画は可能ですが、映像に正しい日時が記録されない場合、事故の証拠として十分な価値を持たない可能性があります。

ここでは対処法を解説しますので、問題を根本から解決していきましょう。

バッテリーを充電する

ただの充電切れなら、バッテリーを充電すれば解決できます。車のエンジンを15〜30分程度かけて、ドラレコに通電してください。

充電後に、日付と時刻を再設定しましょう。GPS機能付きのドラレコであれば、電源を切っても時刻が維持されます。

常時電源で設置する

多くの方はドラレコをシガーソケットに接続して使用していますが、日付リセットを防ぐためには「常時電源」に切り替えるという方法もあります。

常時電源とは、車のエンジンを切った状態でもヒューズから電力を供給できるようにする設置方法です。

車種やドラレコのモデルによって切り替え方法が異なるため、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドに依頼するのがおすすめです。

なお、常時電源はエンジンを切った状態でも電力を使用し続けることなります。長期間車を使用しない場合は車のバッテリーが上がってしまう可能性もありますので、注意してください。

バッテリーを交換する

ドラレコの内臓バッテリーは使い続けると劣化し、充電しても性能が十分に発揮されなくなります。

特に、頻繁な充放電を繰り返した場合や長期間放置した場合は、バッテリーやボタン電池が枯渇している可能性が高いです。

メーカーのコールセンターや販売店に相談し、バッテリー交換を検討しましょう。

標準時刻を「日本」に直す

時刻が数時間ずれている場合は、ドラレコの標準時刻設定が「日本」以外の国になっている可能性が考えられます。

設定メニューから標準時刻を確認し、日本標準時(JST)に修正してください。

ソフトウェアをアップデートする

バッテリーや設定に問題がない場合でも、ドラレコのソフトウェアやファームウェアが古いために不具合が出ているのかもしれません。

メーカーの公式サイトで最新バージョンを確認し、指示に従ってアップデートを実施してください。

販売店に相談する

上記の対処法を試しても改善しない場合、ドラレコ本体の故障が原因かもしれません。購入した販売店やメーカーのサポート窓口に相談してみてください。

まとめ

ドラレコの日付がリセットされてしまうのは内蔵バッテリーが関連しているケースが多いですが、さまざまな要因が考えられます。紹介した対処法を順に試してみてください。

もしも、事故の映像に日付や時刻が正しく記録されていないときは、専門の解析サービスに相談することをおすすめします。

東海DCでは映像を分析し、状況を詳細にレポートとしてまとめるサービスを提供しています。日付が正確でなくても、信頼性の高い資料として警察や保険会社に提出できます。ぜひ一度ご相談ください。