ドライブレコーダーに不具合が起きて、リセットをすべきか悩んでている方へ。

この記事では「リセットボタンを押すとどうなるの?」「どうやってリセットするのか?」といった疑問にお答えしています。

最後まで読んでから、本当にリセットボタンを押していいのかどうか判断してみてください。

ドラレコをリセットするとどうなる?

ドライブレコーダーをリセットすると、工場出荷時の状態に戻ります。具体的にどのような影響が出るのか説明しますね。

データが消える

リセットボタンを押すと、ドラレコに保存されている映像データが全て消えてしまいます。事故の映像など大事なデータはリセット前にバックアップを取ることが大切です。

バックアップの方法はいくつかありますが、定番なのはドラレコとパソコンをケーブルで繋ぐ方法です。

もし、事故の映像を警察や保険会社に提出したい場合には、リセット前にドラレコ映像解析サービスも検討しましょう。映像から事故の状況を分析し、詳しく書類にまとめてくれますよ。

設定が初期値に戻る

リセットボタンを押すと、ドラレコの設定も初期化されます。録画の解像度や録画時間など、自分で設定を変えていたときは再度設定を行う必要があります

リセット後にスムーズに再設定できるよう、メモを取っておくとよいでしょう。

ドラレコをリセットしたほうがよいシーン

先述した通り、ドライブレコーダーを一度リセットすると、データが消え、設定がデフォルトに戻ってしまいます。安易にリセットするのはおすすめしませんが、リセットしたほうがよいシーンもあります。

電源が付かない

車のエンジンをかけたのにドラレコの電源が付かない場合は、いくつかの原因が考えられます。

  • ドラレコ本体のエラー
  • SDカードの不具合
  • 電力供給の問題
  • コードの接触不良

まずはSDカードを抜き差ししたり、ドラレコを充電してみたりしましょう。それでもドラレコが起動しない場合、最終手段としてリセットを試してみてください。

リセットすることでシステムが再起動され、エラーが解消されるかもしれません。

反応がない

ドラレコの電源はついているものの、

  • 画面が固まって動かない(フリーズ状態)
  • ボタンを押しても全く反応しない
  • エラーメッセージが表示される(消えない)

といった問題が発生することがあります。

このような時はリセットボタンを押してみましょう。システムが再起動され、正常に戻るかもしれません。

特に、長時間の使用によってドラレコのメモリがいっぱいになり、システムが不安定になっているケースに有効です。リセットすることでメモリがクリアされ、スムーズに動作するようになるのです。

しかし、何度もリセットが必要な場合は、内部に不具合が発生している可能性が高いです。販売店やメーカーのサポートセンターに問い合わせてみることをおすすめします。

システムのアップデート

ドラレコのファームウェアやソフトウェアをアップデートする際、リセットが求められることがあります。アップデート手順はメーカーや機種によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。

  1. ドラレコ設定画面で、現在のファームウェアバージョンを確認する。
  2. パソコンにて、メーカーHPから最新版ファイルをダウンロードする。
  3. microSDカードに最新版ファイルを移動(コピー)する
  4. microSDカードをドラレコに差し込み、電源をONにする
  5. アップデート後、「リセットスイッチを押して再起動してください」と表示されたら指示に従う

これで、ドラレコのアップデートが完了します。

ドラレコをリセットする方法

リセットの具体的な手順は製品によって異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。

ボタンの位置を確認する

まず、リセットボタンの位置を確認します。本体の側面や背面・底面などにあります。

小さな穴の中に隠れていることが多いため、注意深く探してください。見つからない場合は取扱説明書で確認しましょう。

安全ピンを用意する

リセットボタンは指や爪では押せないようになっているかと思います。安全ピンやクリップ・爪楊枝・シャープペンシルなど、先が細くて硬いものを用意しましょう。

リセットボタンを押す

安全ピンなどを使って、リセットボタンを数秒間押し続けます。

この際、ドラレコの液晶画面にリセットの確認メッセージが表示されることが多いです。指示に従ってリセット操作を完了させます。

動作を確認する

リセットが完了したら、ドラレコが正常に動作するか確認します。全ての設定が初期化されているため、必要があれば設定を変更してください。

まとめ

今回はドライブレコーダーのリセットボタンを押す前に知っておきたい情報を紹介しました。

電源が付かない場合や反応がない場合、リセットは有効な対処法です。しかし、データが消去され、設定が初期値に戻ってしまうので、慎重に検討してくださいね。

特に事故映像など重要なデータが記録されている場合、リセット前に必ずバックアップを取るようにしましょう。

事故の瞬間を捉えた映像を有効活用したい場合は、東海DCにお任せください。映像を分析し、信号の色や相手の車の動きなどを明確にします。示談交渉や裁判で有効に進めるためにも、リセットを行う前にぜひ弊社にご相談いただければと思います。