信号が関係する出合い頭の事故では、一方が赤信号無視を認めている場合を除き、基本的には信号サイクルの調査をします。

信号サイクルを確認したからといって、必ずしもどちらの主張が正しいのか明断できるわけではありませんが、時系列による事故状況の確認や、証言の信憑性を推し量る材料になります。

信号サイクル調査は原則として、事故発生と同じ曜日の同時刻で計測します。これは、信号機によっては時間帯や曜日で信号サイクルを変えている場合があるからです。

また、通行量によって表示時間を変動させるタイプの信号もあります。よく見かけるのは右折矢印信号の時間が変動するタイプです。

いずれも信号サイクルを調査すれば確認できますが、信号機の種類については、信号制御器に貼り付けてあるプレート(たまに信号機そのものにプレートが貼り付けてあるのも見たことがあります)を確認すると、「U型交通信号制御器」等と明記されています。